第一回“東軟杯”中国大学生ソフトウェアの星大会決勝開幕
                   
大連理工大学が団体優勝 ソフトウェアの星TOP10を選出
 
 
 

     2002年6月8日、遼寧省教育庁及び大連市人民政府主催、東軟情報技術学院が開催した第一回“東軟杯”中国大学生ソフトウェアの星大会決勝及び表彰式が、東軟情報技術学院にて開幕した。東北三省29大学55チームの参加者の中から、特に優秀な成績を修めた大連理工大学、瀋陽化工学院、東北大学、遼寧工程技術大学の4チームが決勝に進んだ。彼らの決勝項目は“オンライン会話トレーニングシステム”、“ネットワーク試験システム”、“トレーニング管理情報システム”、“学生作文管理システム”である。三ヶ月の集中プロジェクト開発期間後、4チームは今日、最後の答弁と実演を行った。専門の批評委員会の意見、審査を踏まえ、システムの合理性、実行性、操作性が優れていることから、大連理工大学代表チームの“オンライン会話トレーニングシステム”が“団体優勝”に選ばれ、賞品としてIBMのノートパソコン1台を獲得した。東北大学、遼寧工程技術大学、瀋陽化工学院代表チームはそれぞれ団体二等、三等となり、また彭蔚さん、孫海涛さんらは“中国ソフトウェアの星TOP10”の称号を与えられた。


     今回の大会のねらいは、国務院《ソフトウェア産業及びIC産業発展奨励の若干の政策通知配布について》(国発[2000]18号)の精神をより一層貫徹し、中国のソフトウェア人材の養成促進に対し積極的に推奨していくことである。大会には遼寧省省委員常務委員会、副省長夏徳仁博士、教育部高等学校コンピュータサイエンス及びテクノロジー教育指導委員会主任、中国科学院会員李未教授、《コンピュータ世界》の劉九如編集長が招待された。また東軟グループ総裁劉積仁博士は顧問を、遼寧省教育庁庁長張徳祥博士と大連市副市長戴玉林教授は自ら大会組織委員会主任を担当した。大会参加者は東北三省各大学の25万人近い学生に及び、大会は各大学にそれぞれテーマを与える方式を採用した。内容はソフトウェア・エンジニアリング技術、ネットワーク技術、マルチメディア教育技術など多方面にわたり、時代の流れに沿った技術や社会の需要に応じたテーマとなっている。参加チームは半年以内に完成品を提出、製品開発などについて答弁をしなければならない。従って技能面での実践性、応用性だけではなく、知識面での力も試され、専門理論と実践を組み合わせ学生の知識運用能力を測ることができるのである。今大会は教育界、IT界において大きく評価された。

    今大会は昨年末から始まり、全部で7ヶ月間行われ、一回戦―チーム企画提出、企画書選抜、二回戦―公開質疑応答、企画評価、決勝戦―実地集中プロジェクト開発、プロジェクト評価の3段階で行われる。大会は“公平、公正、公開”の原則に基づいて全ての評価がなされ、、2002年2月一回戦、二回戦をくぐりぬけた大連理工大学2チーム、瀋陽化工学院1チーム、東北大学1チーム、遼寧工程技術大学1チームが決勝に進み、3月、東軟情報技術学院大学生スタートアップセンター実践基地において決勝戦の集中ソフトウェアシステム開発が行われた。

    東北大学参加チームチームリーダーである孫海涛さんはこのように語った。「今回のソフトウェアの星大会のおかげで私たちは多くのものを学びました。開発のプロセスの中で、技術方面では調査研究、建築マクロ構築、分業、企画などからプログラミング、テスト試行までを学ぶことができ、また市場とは、テクノロジーとは、チーム協力とは具体的にどういう物なのかを肌で感じ取ることができました。」

    大会主任審査委員、大連科学技術委員会主任である曲暁飛氏は以下のように批評を述べた。「今回の決勝に残った4チームの参加プロジェクトはどれもみな素晴らしいものであり、今後更に開発を進め市場に出す価値もある。決勝進出を果たした選手たちの技術は“中国大学生ソフトウェアの星”の名前に相応しいものだ。今後更に多くの学生がこの大会に参加し、これを機により多くのソフトウェア人材を養成、発見、奨励していくことを期待している。」

    大会の主催者として遼寧省教育庁は、今回のイベントを通して、優秀なソフトウェア人材を発掘し、またコンピュータソフトウェア教育の経験などを互いに交換し合うことで、遼寧省及びその他の省市のコンピューターソフトウェア教育を更に質の高いものにしたい。そして更には全国ソフトウェア産業の発展につなげたいと語った。

    大会開催者として東軟グループ、東軟情報技術学院は、チームを組み、綿密に計画をし、人材面、物質面、財政面で大きなサポートを見せた。その総投入額は60万元余りになる。また今回の大会にはIBMのサポートが大きく、更に《光明日報》、《中国青年報》、《コンピュータ世界》、《ソフトウェア世界》など国内の多くのメディアが大会の一部始終を報道した。

    省教育庁は将来の社会発展の中で、特に中国の世界貿易組織加入以降において、大学生が最先端技術を学び、生産及び実生活の中でそれを応用し、それにより中国ソフトウェア産業が熾烈な国際競争の中で発展の主導権を握ることができるだろうと発表した。この大会は今年が第一回のためまだその範囲は東北三省のみで展開されているが、今後毎年開催していく中で範囲を全国まで拡大していく必要がある。また中国大学生ソフトウェアの星大会が、学生はお互いの技術を、教師は教育方法を研究し合い、また企業は優秀な人材を選抜することができるという、3方面から意味のあるイベントとなるように努力していく必要があるだろう。